大会長あいさつ

Greeting

ごあいさつ

この度、第36回 日本臨床口腔病理学会 総会・学術大会を2025(令和7)年9月2日(火)~4日(木)の3日間にわたり岡山で開催させていただくことになりました。岡山での開催は本学会が設立されて以来、はじめてとなります。本大会を岡山大学学術研究院医歯薬学域口腔病理学分野が担当させて頂きますことに関し、会員の皆様に深く感謝申し上げます。

本大会では、テーマを「挑戦と創造 ~ともに口腔病理学の未来へ~」とさせていただきました。会員の皆様方からご成果を発表頂くとともに、「挑戦と創造」というテーマのもと、従来の枠組みにとらわれない自由な発想を大切にし、腫瘍微小環境の解明をはじめとする口腔疾患の最新研究、古典的な組織形態学からバイオインフォマティクスやコンピュータサイエンスを活用した病理学研究等、多岐にわたるトピックを取り上げる予定です。また、若手研究者の発表機会を充実させ、未来を担う人材の育成にも力を入れ、次世代の口腔病理学を切り拓く機会を提供したいと考えております。

特別講演では、頭頸部腫瘍および骨軟部腫瘍の臨床病理研究を最先端で牽引されている岡山大学学術研究院医歯薬学域 病理学(腫瘍病理)の山元英崇教授に、口腔とその関連領域における腫瘍のホットな話題をお話しいただく予定です。また、学会主導の国際シンポジウムとしてソウル大学歯学部口腔病理学講座のProf. Sung-Dae Choをお招きし、口腔癌研究の最前線についてご講演を頂き、日本の若手研究者との合同セッションを予定しています。

大会期間中には、学会主導型プログラムとして、口腔病理専門医講習会や若手の集いも企画されております。

岡山は、豊かな自然と歴史に彩られた土地柄で、日本昔話の「桃太郎」ゆかりの地として知られ、また瀬戸大橋を望む絶景や、瀬戸内の魚介、日本三大庭園として知られる後楽園、風情ある街並みが残る倉敷美観地区などの文化・歴史を感じる観光地がございます。学術交流のみならず、学会前後には岡山の魅力を存分にお楽しみいただければ幸いです。

本大会が、参加者の皆様にとって有意義な学びと交流の場となることを願っております。皆様と岡山でお会いできますことを切に願うと共に、皆様のご参加を賜りますようお願い申し上げます。

第36回 日本臨床口腔病理学会 総会・学術大会
大会長 長塚 仁
(岡山大学学術研究院医歯薬学域口腔病理学分野 教授)

長塚 仁